*この記事は必ず最後までお読みください。
こんにちは。あっしゃまです。
今回紹介する作品は、前回紹介した『三角の距離は限りないゼロ』と同じ著者さんの作品で、メロンブックスの同時購入特典のクリアファイルのためだけに買ったというのが紛れもない真実です。笑
本のタイトルは、
『日和ちゃんのお願いは絶対』です。
毎度のことですが、ネタバレ注意です。極力ネタバレは控えようという姿勢ですが。笑
基本情報
あらすじ
*ネタバレ注意
葉群 日和(はむれ ひより)のお願いは絶対だ。
そんな日和に告白され、晴れて付き合うことになった頃橋 深春(ころはし みはる)は、何回か一緒に出かける中で、ひょんなことから彼女の秘密を知ってしまう。
それは何気ない日常の裏で密かに蠢く壮大な計画。
深春がそれに関わることで、少しずつ拗れていく二人の関係性。
果たしてこの二人の恋の行方はどこに向かうのか。
感想
- ストーリー
正直なところ、あっさり終わったなっていう印象を受けた。一巻完結という形をとっているので難しいということなのだろうが、日和と深春、それぞれの思いが擦れ違う描写がもうちょっとあった方が、物語に深味が増すのかな、と個人的に思った。
- キャラクター
個人的には、卜部 絵莉(うらべ えり)の心情について、もっと掘り下げてもらいたかったなっていうのが率直な感想。結局絵莉は深春のことが好きなの?って感じで終わったので、読み終わった後もモヤモヤが残って、消化不良感があった。
あと、これは私の読解能力がないだけかもしれないが、日和というキャラの人間性を掴みきれなかった。というのも、牧尾さんが死んだ時に涙を見せなかったことから、他の作品でもよくある、特殊能力を意図せず持ってしまったキャラクター特有の冷酷さを感じたのだが、そういう認識で物語を読み進めていくと、最後の方で深春の前では涙を見せている場面が、私としては少し違和感を覚えた。
まあそういった部分も含めた面白さがこの作品にはあるのかもしれない。
- 設定
ネタバレになるのでそんなに言えないが、ヒロインの特殊能力によって、あそこまで話が広げられるのかと驚嘆した。しかし、懸念点としてはやはり、あっさり終わった感は否めないので、更に内容を深掘りした長編作品として出してくれたら、この話は絶対面白くなると思う。
という訳で今回『日和ちゃんのお願いは絶対』について語っていきました。
もし仮に著者さんがこの記事をご覧になってくれた際は、まず、ありがたいとともに、結構辛口な感想になってしまったことを、誠心誠意、心よりお詫び申し上げます。決してアンチという訳ではないので、どうか嫌いにならないでください。本当に、私は、『三角の距離は限りないゼロ』が大好きな岬先生ファンの一人であり、今後も新刊が出ることを、心よりお待ちしております。
緊急事態宣言も解除され、外に出ることも今後増えていくとは思いますが、読書は本当に色々な学びがあって面白いので、是非ともこのブログきっかけでライトノベル読者が増えてくれたら嬉しい限りです。
最後に謝辞を述べて締めとさせていただきます。
この記事をここまで読んでくださった方々、ありがとうございます。
また是非ともこのブログに足を運んでくださるととてもありがたい限りです。
今回はここまで。
ではでは〜
追記:
この記事を執筆した直後に著者さんのTwitterを拝見すると、なんと続編あるそうです! しかしもうこの記事を書き直すのは面倒なので、このままいきます。誤解を与えるような記事内容となりまして、誠に申し訳ありません!!